ゲームとかアニメとか漫画とかについてダラダラと。
10/06/08 ハンドルネーム変更。今後はヤマザキと名乗ります。
07/05/27 テスト設置
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悪友白楽に誘われ、本日観てきた。
直接の前作に該当する(ただしストーリー的な絡みはほとんどない)『マッハ!!』は、わかりやすい……というよりほとんど無に等しいストーリーと、主演のトニー・ジャーによる素晴らしいアクション(http:// www.you tube.co m/watch ?v=EMLJ 9_1ofhY &featur e=relat ed) と、トニーの鋭い動きのムエタイとで思い切りテンションの上がる映画だったが、本作で監督を勤めたプラッチャヤー・ピンゲーオ氏が製作を勤めた『七人の マッハ!!』は、アクションは派手でも非戦闘員を虐殺するシーンがあったりして、観ていて気分が滅入るシーンが多くやや萎えた。ちなみに、こちらにはト ニー・ジャーは出てない。
そして『トム・ヤム・クン』。同じ監督、さらに主人公は『マッハ!!』と同じくトニー・ジャー、ということで事前の期待こそ高かったのだが、実際に 観てかなりがっかりした。監督の不要な自己主張メッセージ(作中に、ストーリーと無関係の一般人が「海賊版DVDはダメよ!」とか言うシーンがあるんだぜ 畜生)や、場をわきまえず「象はどこだ!」と叫んで暴れるだけの『空気が読めないおのぼりさん』にしか見えない主人公のキャラ設定、何よりアクション部分 でも確かに凄いんだが『マッハ!!』と比較すると劣っていて、はっきり言って全然面白くなかった。
あ、でも後半にある、カポエイラ使いとの対戦シーンだけは面白いです。尤も、勝負は途中でウヤムヤになってしかもそのままケリ付かないまま話が終わるけどな、畜生。
そんなわけで事前の期待値はゼロも同然の状態で観に行ったのだが、さてどうだったか。結果から言うと大満足である。100点満点中140点獲得、だたし一部減点ありで合計120点といったところ。
ストーリーは公式サイトを参照してもらうとして、アクション部分が素晴らしいの一言。今作では『マッハ!!』で使われていたムエタイはあまり出 番がないのだが、その分、多彩な格闘技や武器戦闘を行う姿を見ることができ、そのどれもが非常にいい動き。ざっと挙げると、モンゴル相撲、中国武術(詳細 はわからなかった。蛇拳や酔拳みたいな動きがあったが)、剣術(剣道ではない。詳細は後ほど)、ほかにも鎖分銅を用いた戦闘や接近戦用の鉤爪、そしてムエ タイも使っておりアクションの幅はとても広い。
中でも剣術のシーンが凄い。互いに刀を鞘に収めた状態での立会いから始まり、鞘から刀を抜こうとする相手に対して柄頭で鳩尾を突いたり、柄を押 さえて刀を抜かせないようにしたり。また体が密着するほどの近い間合いから抜きざまに斬る剣術など、どう考えても普通の剣道にはない技術が多々あって見応 えある。
他には、鏢(小型の苦無みたいな飛び道具。紐がついているものもある)、鎖分銅、また紐を巻いた鞘(振り回して相手の手や足を絡め取っていた)などを使って戦う。『マッハ!!』の終盤で使っていた棒術もあり、そのアクションは観ていて全く退屈しない。
アクションのシチュエーションも多い。往年のジャッキー映画を彷彿とさせる、「場にあるもの全てを活用する」アクションが行われていて、あらゆる動きで派手に暴れるその姿には目を見張る。終盤、象を絡めたバトルシーンは必見。
前作ほどではないが、ムエタイでの戦闘シーンもある。これが非常に見応えあり、二人の敵に前後を挟まれた状況での戦いなのだが……こればかりはどうこう語るよりも観てくれ、とだけ言っておこう。
映画を観た後で知ったのだが、今作は監督が『マッハ!!』『トム・ヤム・クン』のプラッチャヤー・ピンゲーオではなく、主人公であるトニー・ ジャー本人。これは間違いなくプラスに作用している。ブラッチャヤー氏は作中に余計な思想を含ませる傾向があって、それがいつ出てくるかと警戒していたの だが、そういう邪魔なものは一切なく、とにかくアクションを堪能できた。また、ストーリーも悪くない。ややベタと言えなくもないものの、程よく捻りのきい たストーリーだし、非戦闘員が酷い目にあわされるシーンもない(ごく一部、ちょっと不安になったところはあったが)。
俺はゴア表現もバイオレンス表現も嫌いじゃないが、「これはちょっとダメだろう」というラインは確実にある。そして、『七人のマッハ!!』はそ のラインを踏み越えてしまったが、『マッハ!! 弐』はそのラインをギリギリで踏み止まっていて気分が萎えることなくアクションに集中できた。
欠点としては……矛盾することを言うようだが、ストーリー。ヒロインキャラの存在が結局最後まで活かされてないこと(これはアジア圏のアクショ ン映画にはよくあるが。『ブレード/刀』もそうだったし『カンフーハッスル』も酷かった)、そしてラストに不満あり。特にラストは……多くを語るとネタバ レになるが、もうちょっと……いい方向に持って行けなかったものだろうか。
ともあれ、今作はそれこそ『マッハ!!』以来の素直に驚嘆し楽しめるアクション映画だった。皆も観るといいぞ! そして『マッハ!!』での朴訥 とした好青年のイメージのトニーとも、『トム・ヤム・クン』の空気読めないおのぼりさんなイメージのトニーとも違う、やたらとワイルドなトニー・ジャーを 堪能するといいぞ! かっこいいぞ!!
悪友白楽に誘われ、本日観てきた。
直接の前作に該当する(ただしストーリー的な絡みはほとんどない)『マッハ!!』は、わかりやすい……というよりほとんど無に等しいストーリーと、主演のトニー・ジャーによる素晴らしいアクション(http://
そして『トム・ヤム・クン』。同じ監督、さらに主人公は『マッハ!!』と同じくトニー・ジャー、ということで事前の期待こそ高かったのだが、実際に 観てかなりがっかりした。監督の不要な自己主張メッセージ(作中に、ストーリーと無関係の一般人が「海賊版DVDはダメよ!」とか言うシーンがあるんだぜ 畜生)や、場をわきまえず「象はどこだ!」と叫んで暴れるだけの『空気が読めないおのぼりさん』にしか見えない主人公のキャラ設定、何よりアクション部分 でも確かに凄いんだが『マッハ!!』と比較すると劣っていて、はっきり言って全然面白くなかった。
あ、でも後半にある、カポエイラ使いとの対戦シーンだけは面白いです。尤も、勝負は途中でウヤムヤになってしかもそのままケリ付かないまま話が終わるけどな、畜生。
そんなわけで事前の期待値はゼロも同然の状態で観に行ったのだが、さてどうだったか。結果から言うと大満足である。100点満点中140点獲得、だたし一部減点ありで合計120点といったところ。
ストーリーは公式サイトを参照してもらうとして、アクション部分が素晴らしいの一言。今作では『マッハ!!』で使われていたムエタイはあまり出 番がないのだが、その分、多彩な格闘技や武器戦闘を行う姿を見ることができ、そのどれもが非常にいい動き。ざっと挙げると、モンゴル相撲、中国武術(詳細 はわからなかった。蛇拳や酔拳みたいな動きがあったが)、剣術(剣道ではない。詳細は後ほど)、ほかにも鎖分銅を用いた戦闘や接近戦用の鉤爪、そしてムエ タイも使っておりアクションの幅はとても広い。
中でも剣術のシーンが凄い。互いに刀を鞘に収めた状態での立会いから始まり、鞘から刀を抜こうとする相手に対して柄頭で鳩尾を突いたり、柄を押 さえて刀を抜かせないようにしたり。また体が密着するほどの近い間合いから抜きざまに斬る剣術など、どう考えても普通の剣道にはない技術が多々あって見応 えある。
他には、鏢(小型の苦無みたいな飛び道具。紐がついているものもある)、鎖分銅、また紐を巻いた鞘(振り回して相手の手や足を絡め取っていた)などを使って戦う。『マッハ!!』の終盤で使っていた棒術もあり、そのアクションは観ていて全く退屈しない。
アクションのシチュエーションも多い。往年のジャッキー映画を彷彿とさせる、「場にあるもの全てを活用する」アクションが行われていて、あらゆる動きで派手に暴れるその姿には目を見張る。終盤、象を絡めたバトルシーンは必見。
前作ほどではないが、ムエタイでの戦闘シーンもある。これが非常に見応えあり、二人の敵に前後を挟まれた状況での戦いなのだが……こればかりはどうこう語るよりも観てくれ、とだけ言っておこう。
映画を観た後で知ったのだが、今作は監督が『マッハ!!』『トム・ヤム・クン』のプラッチャヤー・ピンゲーオではなく、主人公であるトニー・ ジャー本人。これは間違いなくプラスに作用している。ブラッチャヤー氏は作中に余計な思想を含ませる傾向があって、それがいつ出てくるかと警戒していたの だが、そういう邪魔なものは一切なく、とにかくアクションを堪能できた。また、ストーリーも悪くない。ややベタと言えなくもないものの、程よく捻りのきい たストーリーだし、非戦闘員が酷い目にあわされるシーンもない(ごく一部、ちょっと不安になったところはあったが)。
俺はゴア表現もバイオレンス表現も嫌いじゃないが、「これはちょっとダメだろう」というラインは確実にある。そして、『七人のマッハ!!』はそ のラインを踏み越えてしまったが、『マッハ!! 弐』はそのラインをギリギリで踏み止まっていて気分が萎えることなくアクションに集中できた。
欠点としては……矛盾することを言うようだが、ストーリー。ヒロインキャラの存在が結局最後まで活かされてないこと(これはアジア圏のアクショ ン映画にはよくあるが。『ブレード/刀』もそうだったし『カンフーハッスル』も酷かった)、そしてラストに不満あり。特にラストは……多くを語るとネタバ レになるが、もうちょっと……いい方向に持って行けなかったものだろうか。
ともあれ、今作はそれこそ『マッハ!!』以来の素直に驚嘆し楽しめるアクション映画だった。皆も観るといいぞ! そして『マッハ!!』での朴訥 とした好青年のイメージのトニーとも、『トム・ヤム・クン』の空気読めないおのぼりさんなイメージのトニーとも違う、やたらとワイルドなトニー・ジャーを 堪能するといいぞ! かっこいいぞ!!
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