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『Zork』というゲームがある。あるんだよ。
どんなゲームかというと、元々は海外産のテキストアドベンチャー(絵のない、字ばっかりのゲーム)。かなり古いゲームで、行動がコマンド選択式ではなくて「トル カギ」などの命令形式で入力するタイプ。海外産なので当然英語で。前述の例なら「get key」か「take key」あたりだろうか。詳しくはWikipedia参照。
で、mixiにて知ったのだが、これが今、ブラウザ上で普通に遊べるそうでして。
実を言うとZorkはずっと昔から一度触れてみたい遊んでみたいと思っていたゲームのひとつであり俺歓喜。というわけでプレイしてみたが英語バリバリでちとキツい、単語の難度はそこまで高くないし表現も単純(中学生レベルなら理解できるはず。複雑な言い回しや表現はない)なのが救いではあるが。
しかしまあ、遊んでみたいと思っていたゲームにこんな形で出会えるとは。何があるかわからんもんだ。そしてZork自体については、いい意味の投げっぱなし感というか、「世界のどこかに放置されているので自分で探索してください」感がたまらん。あちこち移動したり、見えるものをいじってみたりしていくこの探索感、これが素直に楽しい、気持ちいい。英語が多くて少し腰が引けるが、しかしこの感覚は本当に楽しく、やや不思議な感覚。
文章量の多さゆえに、気合入れて遊ぶには辛いが、しかし何かの合間合間に進めていくには都合よさそう。みんなやろうぜ。
……しかし「みんなやろうぜ」なんて書いておいてナンだが、ここの読者は「Zorkなら昔クリアしました」みたいな人が多そうで少し怖い。きっとおまえらアレだろ、ミステリーハウスとか遊びたくてマイコン買っちゃったとかそういう人なんだろ!!
なんか書けば書くほど冗談で済まない気がしてきたのでその話はとりあえず置いといて、どんなゲームなのかちょっとリプレイっぽく書き出してみることにする。
* * *
主人公は最初、白い大きな家の西側にいる。家にはドアがあり、そしてすぐ傍にはメールボックスもある……という状況からスタート。ここでメールボックスを開ける(open mailbox)と、中にリーフレットがあり、それを取って読むとこのゲームの説明などがあるのだが、それはまあおいといて。
とりあえず家の中に入るか、とドアを開けようとしても(open door)開かない。壊そうとしても(brake door)壊れない。仕方ないので南に回りこみ(go south)、東に移動(go east)すると、少しだけ開いている窓を発見。なんとかこじ開けて(open window)、中に入った(enter house)。
たったこの程度のことなんだが、それでもこの過程がすげー楽しい。やべえ、独特な魅力があるゲームだ。
* * *
あ、「ちょっとやってみようかな」という人向けに書いておくと、翻訳サイトを頼るとかなり楽に遊べる(エキサイト翻訳でも十分)。文章を読む場合もそうだが、「あれがやりたいのに、その行動に該当する英語がわからん!」という場合も和文英訳を使えば大体の単語の目処がつくのがありがたい。
まあ、もっといいのは電子辞書を持つことだとも思う。電子辞書はひとつあるとかなり便利なのだ。
いやしかし、本当に不思議な魅力のあるゲームだ。ああでもない、こうでもないと試行錯誤の過程が面白い。アドベンチャーゲームであることも含めて考えると、そのうち詰まって嫌になる可能性も高いが、しかしそれでもこの感覚は魅力的だ。
あ、ちなみにこのゲーム、セーブ機能もあるので。saveと入力するとセーブできる、っぽい。
『ケツイEXTRA』話。
ケツイEXTRAにおける、オリジナルモードであるXモード。このモードではアーケード版の2周目のように敵が最初から撃ち返しを出してくる。この撃ち返し弾は赤い弾で、ロックショット本体を当てることで破壊できる。
ちなみに、XモードではEX敵と呼ばれる赤い敵をロックショットで破壊した際に画面上の敵弾全てを箱アイテムにすることができるため、撃ち返し弾の処理についてはアーケード版の2周目よりは簡単であると言える(参考動画)。
ところが、特定の条件(恐らくはノーミスでの5面突入)を満たすとこの赤い撃ち返しが青い撃ち返しに変化し、撃ち返しの数も(多分)増え、さらにロックショットでの破壊ができなくなる。EX敵破壊による箱アイテム変化は通用するものの、こうなってくると難度が結構な上がり方を見せる。
で、先日俺はノーミスで5面突入を果たしてこの青い撃ち返しを拝んだのですよ。ボムを使いまくったものの調子よくノーミスでエヴァッカニアまで行ったですよ、するとエヴァッカニアが見たことない攻撃をしてくるですよ。いや見たこと自体はあるのだけれど、ほぼ全ての攻撃において2発同時に弾を撃つようになっていて明らかに強くなってるですよ。アーケード版の2周目も確かあんな感じだったような。
ちなみにエヴァッカニアの強化っぷりに対し、ドゥームはそこまで強くなっている印象はなかった(それでも十分強いけど)が、これは俺がエヴァッカニア戦でボム使いまくったせいかも知れず。仮にボム使用数を控えてエヴァッカニアを撃破していたらどうなったことやら。上位勢のリプレイを見れば何かわかるかも知れん、一度見てみようか、どうしようか。
あと今回のプレイでもドゥーム撃破時に残0でした。残機が幾つの状態でドゥーム戦に入っても、終わったときには残0なのは何故だ。スコアは4.6億だったか4.7億だったか、そのくらい。自己ベストを1億ほど更新できたので浮かれてランキングを眺めていたら1位の人が7億オーバーの世界に突入していて引っくり返る。ギャフン。
* * *
『ストIV』のしゃがみ投げ抜け(以下しゃがみグラップ)に関する攻防についての、システム的な解説を読んでみた。しっかり掘り下げて解説がなされており、参考動画もあって非常にわかりやすい内容だった、のだが。
これ、読んでて思ったけどえらくマニアックな攻防だなおい! 恐らくはストIIIの3rdあたりで突き詰められたテクニックだろうと推測するが、今やこれが広く知られる技術のひとつになっているあたりが恐ろしいというかなんというか。いやはや。
それでもとても参考になった。製作者の人に敬礼。そして少しずつでもしゃがみ投げ抜けの練習をするか。解説によれば案外遅めのタイミングでいいのな……投げ抜けは5~7フレーム遅らせて投げ入力だそうだが、6フレームが0.1秒だから感覚のレベルでは「一瞬だけ遅らせて」だな。
続けてバクステ狩りの解説も読んだが、入力の優先順位やヒットストップなどの、ゲームシステム以前のシステムを利用した攻防ってのがマニアックでたまらん。今の俺にはまだ用のない技術だけど(そこまで手を回してられないし、それほどの技術が要求される局面もほとんどない)、いずれ練習してみるか。とりあえず今は知識だけ仕入れておこう。
* * *
にしても、このゲームをやってない人にしてみれば上記の記事は「そこまでしなきゃ勝てねえのかよ」とか思われてしまう内容なんじゃないか、と懸念しないでもない。仮にそう思う人がいるとして、そう思ってしまう気持ちは理解できるが、でも実際のところここまでしなくても勝負はできるのよな(勝てるとまでは言わないけど)。
まあ何が言いたいのかというと、マニアックなだけのゲームでもないですよ、細かいテクニック以外の部分でも勝負に持ち込むことはできますよ、と。PPが500前後の俺が言っても説得力ないとは思うけどね。
雑記。
●電撃大王ジェネシスなる雑誌に連載されているFLIPFLOPs氏の漫画が面白い。『スズログ』ってタイトル。今出ているのは創刊2号らしくて、当然ながらその漫画も今回が2話目。
●小惑星の衝突により大気圏外への退避を余儀なくされた人類は、大量のデブリによって地球に戻ることも叶わず、宇宙を生存圏としていた。と同時に過去に生み出された技術の大半を失ってしまった。が、奇跡的にも地球上のサーバー群はまだ機能していることが確認され、そのデータをサルベージする職業が生まれた、という設定。主人公はそのサルベージ業の女の子。
●少し迷ったが雑誌を購入。総じて満足できる内容だった。
●ファミ通360のケツイの攻略記事。その中にあったドゥーム写真のキャプションにて「Xモードのエヴァッカニアとドゥームは数バージョンが存在するらしい」と読める一文があったのだが、さてこの話、どうなんだろう。
●ドゥーム出現条件を満たしているとエヴァッカニアの最終形態がなくなる(外周炸裂弾乱射モードがない。アーケード版でも裏2周目のエヴァッカニアはそうだった)が、これのことなんだろうか、それともまだ他にバージョンがあるのだろうか。更に言うならエヴァッカニアはまだしも、ドゥームのほうはどうなんだろう。真ドゥームみたいなのが出てこられたら、それこそたまったもんじゃないんだが。
さてその『ケツイEXTRA』だが、本日やっとXモード両タイプ機体でドゥーム撃破ALL。がんばった俺。スコアはAが確か3.4億くらい、Bが3.2億くらいだったはず。Aタイプのラストは残0ボム0でのクリアという、ある意味最高の勝利であった。後半ステージでは素点を考えずにロックしまくっているので稼ぎに関しては割と酷い状態。
さてこっからどうしたものだろう。Xモードのアイテムジャラジャラ感は非常に楽しいが、アーケードモードも進めたい。5年ほど前の俺が挑み続けて結局諦めた裏2周ALLを今こそやり遂げたい。
それにしても良い移植だ。アーケード版と比べると細かい違いがあるらしいが、個人的には気にならない(というより違いなんざわからない、Xモードばっかりやってるせいかも知れないが)し、これが家で好きなだけ遊べるというのはいい時代になったものだ。しばらくはこれと『スパIV』、あと『HeroCore』と『デスパライソ』があればいい、新作ゲームもしばらくは購入しなくても問題ない。
……でも何かしら衝動買いしちゃうんだろうなー。俺のことだしなー。
『Hero Core』話。
このゲームは開始時に難度を選択する。最初はノーマルとハードしか選べないが、クリアすることで(多分)最高難度のアニヒレーションを選択できるようになる。ちなみに俺が先日クリアしたのはノーマル。
アニヒレーションは一度選んで酷い目に遭ったので、やっぱりここは順番通り行くべきだよネ、とハードを選択して2周目開始。ちょっと強くなって微妙に動きも変わった雑魚と戯れつつ部屋を進んではマップを眺め、部屋を進んではマップを眺め……そして……雑魚と……たわむ……
いやこれ大分強くなってませんか皆様。ドローン(一番弱い雑魚)とかはまだいいけど、タレット(砲台)とか機雷とかがかなり大暴れするんですが。なんとか突破して2番目のボスまで辿りついたけど、猛烈な乱射攻撃(イメージとしては迷宮組曲のボスと大魔司教ガリウスのボーンドラゴンを合わせたような攻撃)の前に撃沈。
探索ゲームかと思ったら実はシューティングだったというサプライズ。逆のパターンだったら『スーパースターフォース』とかあったけど。いやあ、とんでもねえなあこのゲーム。おもしれえ。
ところでアニヒレーションの意味が気になったので調べてみた。確かタクティクスオウガにあった竜言語魔法にも同じ名前のがあったよなー、とか思いつつ。
Annihilation 全滅、絶滅、対消滅など
うわお。Damnationも似たような意味だったな、MTGでは『滅び』と和訳されていたけど。
Twitterにて教えてもらった、『Hero Core』なるゲーム。確か以前プロモ動画を観たことはあって、そのときには「ちょっと気になるけどまあいいか」とか思ってスルーした。のだが、今回は直接勧められたこともあってDLして軽く触ってみた。
いや、これは……ゲートをくぐって部屋から部屋へと移動し、マップを確認するときの探索感、そして孤独感、あとメッセージが英語であるが故に「単語を拾い上げて意味を推測しつつ進む感じ」とかえらく好みっぽい。グラフィックが古臭いとか言われそうだが個人的にはこういうの嫌いじゃない。こりゃちょっと、しっかり遊ぶか。
……と、そこまでが昨日の話(厳密には今日だが)で、本日その『Hero Core』を一気にクリアしてしまった。クリア時間は1時間14分くらい。いやあ、面白かった、探索の楽しみが十二分にある良いゲームだった。
『メトロイド』からジャンプをなくして、代わりに空中を移動できるようにしたゲームというとかなり近い。
攻撃手段は左ショット・右ショットがあり、これらはボタンによって撃ち分けができる。古いゲームだが『サイドアーム』か、近年のゲームならば『デススマイルズ』のような攻撃手段だ。また、ボタンをしばらく押してから離すことにより、ブレードによる近接攻撃もある。これは敵弾を弾いたり、また一部の地形を破壊することもでき、どちらかというと攻撃よりは探索のために使うことが多い。
探索の途中、セーブポイントが設置されているのを発見することがある。このポイントは回復ポイントを兼ねており、探索の上で重要な要素となる。また、左攻撃ボタンと右攻撃ボタンの両方を押し続けることで、マップのどこにいようと任意のセーブポイントへとワープを行うことができ、これにより探索のテンポが非常にいい。この手の探索ゲームで一番面倒に感じるのは未踏破地域をしらみつぶしに調べるときだが、HeroCoreではワープ機能のおかげでそのストレスを感じることはほとんどない。
ストーリーは読み飛ばした部分や読み損ねた部分も多いため、今は語らないでおくが、拾い読みした限り、どうもかなり俺の好みの内容だったようで、その点も私的に高ポイント。ラストバトルの展開などはかなり良かった、作者の人の魂のゲームが少し伺えた(多分(反転)スーパーメトロイド(反転終了)だと思う)。
いやあ、面白かった。作者の人と、このゲームを勧めてくれた方に感謝。思い切り満足できる良いゲームだった、面白かった。探索系のゲーム、特に『洞窟物語』が好きな人にはお勧めできる。
で、今ちょっとクリア後に出てきた最高難度っぽいの選択したらマップが全然変わってるんですが! 敵の攻撃も大変なことになってるんですが!! ヤベえここまで俺のツボ突くか、短時間で遊べてやり込む価値のあるゲームだ!!
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